重要なお知らせエリアを非表示

2022/01/08 14:54


私はスポーツに特に強い興味は持っていませんが、3年ほど前から登山を始めました。2019年のお正月に夫が突然「還暦記念にキリマンジャロに登る!」と言いだし、それに付き合う羽目になったのが、きっかけです。

それから1年間、近所の低山から練習を始め、夏にはなんとか富士山に登り、そして2020年元旦に、念願のキリマンジャロ山頂に立ちました。以降、ボチボチと山登りを続けています。すべてが三日坊主、根気という言葉と無縁の私なのに、なぜ登山が続いているのか・・。

それはきっと「てっぺん」というゴールがあるからなんだろうと思います。

今年は「毎月1山、新しい山にチャレンジ!」という目標を掲げています。

ある日、友人が「私の部屋の窓から見える、あの山に登って」と言うので調べると、それは福岡県最高峰の釈迦岳。登ると山頂には、ちゃんとお釈迦様がいらっしゃいました。手を合わせた後、山頂から彼女の自宅方面へ向かい大きくバンザイ!


そしてこの夏に登ったのは、くじゅう連山のひとつで、星が生まれる山と書く「星生山・ほっしょうざん」。

初めてその名を聞いたとき、何て美しい名前なんだろうとワクワクしました。星が降るとはよく言いますが、星が生まれるなんてロマンチックですよね!昔々、夜空を見上げた村人が、その山のシルエットに見惚れて付けた名前なのでしょうか?


春に、星生山のお隣に鎮座する久住山に登ったときは、粉雪が舞い、木々は霧氷に覆われていました。でも今や、愛らしい花々が咲き乱れ、ヒンヤリした木陰では青い蝶々が乱舞。気流に乗って遊ぶトンビが気持ちよさそうで、思わず見とれてしまいました。静かで、気持ちのいい風が吹き渡る、素晴らしい登山体験でした。


下山後に知ったのですが、星生山の名前は仏教用語の法性(ほっしょう)に由来するのだとか。

立派なお名前です!

が、個人的にはなんか残念・・。(さ)


さて、手のマルシェで「星」といえば、これ。『スターキャンドル』。糸島市にクレアーレというろうそく工房を構えるキャンドル作家・副島史絵さんが作るこのキャンドルは、炎が放つ光の美しさはもちろん、溶けて形を変えていくキャンドル自身が描く〝星影〟が素晴らしいのです。夜空もいいですが、テーブルの上の星を眺めて過ごす時間も、なかなかロマンチックですよ。