
スズメガ科には魅力的なフォルムを持つ蛾が多い気がします
ホシホウジャクは色こそ地味ですが
その鋭角的なフォルムには
礼儀正しい正統派の趣を感じます
でも飛び回るスピードは目に止まらないくらい慌ただしく
それでなくても体色の茶色のグラデーションが迷彩となるのか
植物にまぎれて
目を凝らしていても見失ってしまうのです
ただ 吸蜜の時は別
長い口吻を花の中に差し入れる間
空中で停止 いわゆるホバリングを続けます
ホバリング中は隠れていた後翅の黄褐色が露わになり
そのせいでハチに見えます
それもあの危険なスズメバチを思わせるからやっかいです