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2022/01/11 10:03

虫を撮っていると人社会の身勝手さを見ることになります
なにも宅地開発のような大掛かりな自然破壊の様を
言っているのではありません
(それもありますが)
近所の公園や緑地にある草地さえ
刈り払うならまだしも除草剤を撒く人がいます
新築の家々では土の上に
コンクリートやボードや人工芝を敷き詰めて
生き物の生活の場を奪っています

言い方を替えるなら
人は家づくりにおいて
またそこでの生活において
木や草や土を遠ざけ
つまりは「庭」を求めなくなったのです
その結果生き物の居場所は
住宅街でこそ失われていくのです

この1年半
もっぱら近所で虫を探してきましたが
そんなわけで
今年は森や山まで足を延ばすことが増えそうです


写真は森の木柵にいたウシカメムシ
見るからに力が強そうなずんぐりとした体型
こんなにトゲが太く突き出たカメムシは他にはおらず
一度見たいと思っていたところでした


ところが実際のウシカメムシは10ミリに満たない
豆粒ほどの大きさ
我ながらよく気づいたものです
この時期カメムシも越冬態勢にあるはずですが
この日やや気温が上がったせいか
木柵の上まで出てきたものと思われます