2022/04/20 14:35
4月初旬
海辺のまちを尋ねるとまだ桜が盛り
川向こうの満開の山の中には
人の気配がまるでなく
でも梢の高みを飛び交うヒヨドリや
すぐ近くの枝を行き来するエナガなど
しだいに生き物が立てる音が聞こえてきます
そして足元にひらりと翅を開いて
タテハモドキが降りてきたのです
モドキなどと失礼な名前をつけられたこのチョウは
20年ほど前の北部九州ではまだ迷チョウで
定着したのは近年のこと
表翅の大きな目玉模様が特徴ですが
翅を立てる(閉じる)と
枯葉に擬態した地味な模様が現れます
ただ どちらかというと翅を開いて止まることが多いようです
河口近くの草はらにもタテハモドキはいました
そしてヒメアカタテハも
さらにキタテハまで
擬態など忘れたかのように
みな翅を開いて春を迎え入れていました