重要なお知らせエリアを非表示

2022/05/08 18:05


海に霞がかかる日に島に渡ったのは4月半ばのこと

今はその頃には影もなかったトンボが飛び始めています

虫を撮っていると

あっという間に季節が思い出になっていきます

 

島で最初に見つけたのはガ

調べても名前がわかりません

ヤガ科でもなくキバガ科でもなさそうです

ガは日本に約5000種いて

知識がないままに

ただ写真を見比べてもとうてい名前が判明しそうにありません

諦めました

 

アジサイの青い葉に影を落としていたのは

ヤブキリの幼虫でした

幼虫は数も多く島の至る所で目にします

 

でも

無事大人になれるのはどのくらいいるのでしょう

 



午後には霧も晴れ

木々の緑がくっきり光り始めます

しばし座り込んで虫待ちの時


 

ムシヒキアブの一種マガリケムシヒキが

獲物を抱えて近くに止まりました

ゆっくり食事を楽しむのでしょう

 


森に入り

海を目指して下ると

みかん畑


 

フェリーで10分の島なのに

遠い地を旅してる気分です

 


足元ではクワゴマダラヒトリの幼虫が

きれいな背中を見せています

成虫の白い姿も見てみたいものです

 


港への道を探しながらさらに森を歩き

ようやく抜け出た先の草はらには

チョウとアブが飛び交っていました


 

他にも虫はたくさん撮れたのですが

歩くことが楽しい一日でした

フェリー乗り場にたどり着いたのは午後4時過ぎ

 


食堂はどこも営業を終えており

お腹ぺこぺこのまま島を後にしました