モカに始まり-産地紀行編-
¥1,650
珈琲屋として40年以上にわたり、一心不乱に「モカ」コーヒーに宿る香りの秘密を探り続けた森光宗男氏。モカ謎解きの旅は、イエメンそしてエチオピアへと、計12回にも及びました。本書では、現地の気候風土が手に取るようにわかる写真を多数添え、またイエメンとエチオピアの産地地図や生産システム、代表的な豆の特徴などを丁寧に解説しています。
●Mocha ni hajimari -Production areas travelogue ver.-
Muneo Morimitsu is founder of famous coffee shop “Coffee Bimi” in Fukuoka. The total number of his journey to Yemen and Ethiopia to solve the mysteries of Mocha is 12 times in over 40years .This book “Mocha ni hajimari” presented many photographs of local climate and introduced in detail and simply about production area, the system and the characteristics of typical coffee beans in both countries.
●構造:A5判型、全208ページ、上製本
●サイズ:155×215×15mm
●著者:森光宗男(もりみつ むねお)
●写真:森光宗男(もりみつ むねお)
●初版:2017年12月7日発行
【送料・配送につきまして】
「モカに始まり(青・赤)」「葦がオレを呼んでいる!」の合計書籍購入数により、下記配送手段をお選びください。
●書籍合計1~2冊対応:ネコポス(郵便受けへの投函。追跡サービスあり)
●書籍合計3~4冊対応:ヤマト宅急便60(直接手渡し。追跡サービスあり)
●書籍合計5~8冊対応:ヤマト宅急便80(直接手渡し。追跡サービスあり)
※書籍購入数の合計が9冊以上になる場合は、メールにてお問合せください。
モカコーヒーの香りの謎を紐解くために、
産地巡りを繰り返した、珈琲畸人(きじん)の記録


▲ 森光さんが産地を訪れるのは〝珈琲のルーツ〟に五感でふれるためでした。(左上)空中要塞、イエメン・ハジャラ、(左下)夜明けの青ナイル源流ティスイサットの滝、(上右)エチオピア・ハラール高原、(下)コーヒー果実の断面図の変化。
2012年に初版発行され、その後絶版となっていた「モカに始まり」から、コーヒー豆産地を巡る紀行文を収録、増補改訂した一冊です。主な訪問地域は、イエメンは、ハジャラ、マナハ、バニー・イスマイル、アル・ホデイダ、ライマー、オダイン、モカなど。エチオピアは、ハラワチャ、ジェルジェルツー、ワユー、レケンプティ、ジンマなど。
その旅は、トヨタ4WDさえも寄せ付けない急峻な山肌から、馬で渡河してようやく辿り着く谷奥のコーヒー原生林まで、現地の業者さえやすやすとは行けない希有な場所づくめです。
現地で「あの地域の豆がいい」という情報を仕入れては、出向き、自分の目と舌で確認しながら、調査を続けた森光宗男さん。その結果、「ベニマタ」が「バニー・マタル」であることを突き止め、スペシャルティコーヒーとは一線を画す「ゴールデンビーンズ」の価値を見いだし、世界最古のコーヒーノキとされる「マザーツリー」と対面を果たしました。
コーヒー店主が、個人で産地を訪ねることなど考えられなかった時代の旅の記述は、さながら現代の東方見聞録。コーヒーの神様に導かれるように、モカコーヒーの香りの核心に迫っていく著者の驚きと感激が、ひしひしと伝わります。
【本書の主な項目】
◎エチオピアコーヒーの将来
◎イエメンコーヒー産地を巡る旅
◎ケニア・タンザニアを訪ねる旅
◎ミンダナオ島を訪ねる旅
◎旅の記憶2005,2010,2016
◎珈琲自家焙煎店主・森光宗男さんの功績
【関連記事】
●てのまびと
https://note.com/tenoma/n/n35bf4df05829
●手の間文庫 -モカに始まりのこと-
https://note.com/tenoma/n/nc980da4a1334
