武富勝彦の伊都の塩 (藻塩)
¥550
佐賀県で赤米や緑米など古代米を中心につくる農業家・武富さんは、味噌、醤油、塩といった日本食に欠かせない基本の調味料の研究・開発にも取り組んでいます。今回ご紹介する伊都の塩(藻塩)は、長崎県五島灘の海水から造ったニガリ成分(マグネシウム)が少ない塩と、福岡県糸島産の海藻(アカモク)を合わせ、鉄釜を使い薪でじっくり炊きあげた、身体がよろこぶ塩なのです。今回「手のマルシェ」では、おひとり様用に、またお試し用として、通常の1/3サイズの1袋100gでお届けいたします。
●Moshio(aglae salt)
This moshio is healthy salt that is mixed with bittern containing a component of less magnesium from Gotonada, Nagasaki and Akamoku, a kind of nutritious seaweed from Itoshima, Fukuoka and slowly boiled by using the firewood. It gives a feeling of the spirit of the farmer, Katsuhiko Takedomi who has been also working research and development of such indispensable seasoning as miso, soy sauce for Japanese food.
●内容量:100g
●原材料:海水(長崎県五島灘)、海藻(あかもく〈福岡県糸島産〉)
●特定原材料(7品目)アレルゲン:なし
※塩のなかにまれに海藻の粒が入っていることがあります。
●賞味期限:食塩は極めて変化が少ない食品ですので、賞味期限は設定しておりません。
●保存方法:湿気を避けて保存してください。
【送料および配送について】
武富さんの商品の購入数により送料が変わります。
購入手続きの際に下記をご指定ください。
●1袋~8袋は「ネコポス」でお届けいたします。
【配送料についての注意事項】
商品は全て、各出品者からお客様へ直送にてお届けしております。そのため、出品者が異なる商品を同時に購入された場合、それぞれの出品者から商品が直送されるため、発送元ごとに配送料がかかります。詳しくはトップページの「送料・配送について」をご覧ください。
健康という見えない価値を、
力を秘めた食べ物で作る農業家
イタリアに本部を置くスローフード協会が、世界各地の伝統的な食材や料理を守るために、優れた活動をしている人物や団体を表彰する「スローフード大賞」を、日本人として唯一受賞した農家の武富勝彦さん。76歳になる今も、堆肥作りに励み、田畑に出て有機農業を続けています。
▲ 2004年にトリノで開かれたテッラ・マードレ(世界生産者退会)にて、スローフード協会会長と。枠内の写真は2002年に受賞したスローフード大賞の記念メダルと賞状
佐賀県杵島郡江北町で生まれ育った武富さんは、体調を壊したことをきっかけに食と命の関係に目覚め、高校教諭を退職し、有機農業を始めました。近所の河原で葦を刈って堆肥とする昔ながらの循環農法を試み、赤米・黒米・緑米といった古代米を生産しつつ、心に病を抱える青年たちの社会復帰の手助けを、農業を通じて行なっていたのです。スローフード大賞は、そんな地道な活動に対して贈られたものでした。
▲ 近所の六角川河口に広がる葦原
武富さんが一般的な農家と異なる点は、その経歴だけではなく、自らの身体の声を聞く力があるという点でしょう。そして「自分の身体にはこれがいい!」と信じる食生活を納得いくまで続けながら、その経験を生かした料理や加工食品作りを展開している点です。
「人の身体は、科学で割り切れることばかりじゃなかたいですねぇ」と語る武富式食養生理論は、煎じ詰めると、「安全に作られたご飯と味噌汁と梅干しを食べる」ということになります。極めてシンプルです。
▲ 有機農法は草取りもしんどい
▲ 味噌造り用に蒸しあげた大豆と、マクロビオティックに目覚めるきっかけとなった緑米のおはぎ
からだを壊したことから始まった、武富さんの農家人生。堆肥を作り、土を作り、古代米を作り、季節の野菜を作り、それらを加工して食品を作る。そして、楽しく腹八分に食べて健康を作る。まさに「医食〝農〟同源」を実践し続けるスーパー農家です。
今年は新たに加工場を新設し、新商品開発にますます意欲を示す武富さん。いくつになっても新しいことにチャレンジし続ける〝真の百姓〟。武富さんのエネルギッシュなミラクルフードワールドは、まだまだ続きそうです。(さ)